「モーセに言った。「しもべどもは、部下の戦士たちの総数を数えました。私たちのうち一人もかけていません。」民数記 31章49節 (2017新改訳)

主の命令によりイスラエルは、ミディアン人を打つために出て行きます。
主に逆らい、イスラエルを迷わせた罪を、主がさばかれるのです。
ここではミディアン人の男子はすべて殺されていきます。
現代の基準で見れば、恐ろしいことですが、この時代、この地域でのみ、主が特別に示されたさばきの方法でした。

残されたものは、すべてきよめられます。
主は罪をさばき、汚れを取り除くことをされるのです。
火を通したり、汚れを取り除く水を通すことで、ミディアン人の所有していたものもきよくしてから、改めて用います。

主は、徹底的に汚れを取り除くのです。

この日は、その主のさばきのための特別な戦いでした。

そのため、12部族から公平に千人づつが戦いに従事しました。
大変な戦いを経験しましたが、誰一人、12,000人が、一人も欠けることがなかったのです。
主のさばきは徹底的であり、主の恵みと守りも完全なものなのです。
それがこの一人も欠けていないと言う、結果に表れています。

私たちは、現代ではこのような戦いはしません。主も命じることはありません。
けれども、私たちは覚えておかなければなりません。
罪の汚れは徹底的に取り除くのです。清濁合わせてと言うことは、主の前にはありません。
そして主の恵みと守りは確実で豊かです。
私たちは罪を離れて取り除き、主の守りに委ねるのです。
中途半端にならないように気をつけたい。

主の恵みは一つも欠けないのです。
シャローム