「あなたの羊の様子をよく知り、 群れを心に留めておけ。」箴言 27章23節
「明日のことを誇るな」と、27章は始まります。
しかしその後、愚か者について教えたかと思えば、6節では、愛する者からの叱責である愛のムチの大切さを教えたります。
そして、満ち足りている人の姿や家庭の大切さを示したりと、様々な次々と語る27章という印象です。
それでも23節から最後までは羊飼いに導かれる生活の祝福について語って終わります。
豊かになったと見えても、明日のことは分からないし、未定であると、始まった27章でした。
当時の社会、仕事の中で、決して豊かとは見えないはずの牧畜生活が祝福されていることと、その祝福が十分にあることを教えるのです。
23節では、群れに心を留めるように教えますが、群れに心を留めると、自分が祝福されていることに気がつくのです。
そして、群れに心を留めているつもりが、私こそが羊飼いである主に心を停めていただき、導かれ養われている羊なのだと知ります。
明日のことは分からない私たちですが、羊飼いである主に導かれていることを知れば、その祝福が確かであることを確信できます。
そして主が心を留めてくださったように、家族や友人、隣人に心を留めていく生き方をすることが、本当に祝福された生き方になることを示すのです。
心を留めることは愛することです。
あれもしたい、これもヤって、豊かになると明日のことを口にする前に、主が昨日も今日も、そして明日の祝福してくださることを口にするのです。
そして自分と家族、隣人を愛する生活をするのです。
そうすれば必要は満たされていること、これからも満たされていくことを知ることができます。
私たちの持つ富は永遠に続きませんが、主の豊かさは永遠です。
その方が、あなたのために天の倉を惜しみなく開いて祝福してくださることを覚えたい。
シャローム