「私はこのような人を知っています。肉体のままであったのか、肉体を離れてであったのか、私は知りません。神がご存じです。」コリント人への手紙 第2 12章3節

2節と3節で「神がご存じです」と、パウロは言葉を結びます。
直接には、パウロが第三の天にまで引き上げられて、他の人が聞くことが許されていないことを聞いた経験が、本当のことであったことを、神がご存じですと言っています。
信じられないような不思議な経験ですが、それは確かであり、コリントの教会の人々が信じなかったとしても神がご存じなので、パウロは平安でいられるということです。
仮に人に疑われても非難されても、神がパウロの味方であり神が証人だからです。
このことは第三の天に引き上げられた経験だけでなく、パウロの宣教の働き、信仰のすべてのことについて神がご存じですと、パウロは言い切っているのです。

パウロはこの頃、ある人たちから非難されたり揶揄されていました。
それらの一つひとつに対してパウロは反論しません。
何故なら、神がご存じだからです。
私たちの信仰の歩みのすべては見られていないようで見られており。
神が私のことをご存じなのです。
私たちはいつも神が味方であり、証人であり、弁護人なのです。
ですから人からの非難など恐れなくてよいのです。

神がご存じです。
これは私たちの信仰の毎日にとても大切なことであり力になっています。

シャローム