「もし誇る必要があるなら、私は自分の弱さのことを誇ります。」コリント人への手紙 第2 11章30節
「私は狂気したように言いますが」と、パウロは偽教師たちのパウロに対する批判や偽教師たちが高ぶり誇っていることに見事に反論します。
なかなか22節からの表現はとても力強い言葉が並んでいます。
誰よりも熱く宣教の働きに仕え、誰よりも危険や迫害を経験してきたパウロは、それらを誇りません。
しかし、愚かにもキリストの恵みを忘れてしまったのか、自分を誇る者たちがコリントの教会にはいたのです。
それなので、パウロはこのような表現で訴えたのです。
しかし、パウロは彼らを打ち負かしたいのではなく、コリントの人々にキリストの恵みの素晴らしさを思い起こし、感謝と賛美を献げて欲しいのです。
それなので、ついにパウロは誇ります。
自分の弱さを誇ります。
それは弱さのうちに主が働かれるからであり、主の恵みを知っているからです。
自分の弱さを知り、認める人は、主のあわれみと恵みを知っており、ちゃんと味わっている人です。
私たちは何か誇りますか。
私たちはキリスト・イエスを誇ります。
弱い私を選び出してくださり、愛して祝福してくださっています。そのことを証しできることが喜びであり、それが誇りであると言い換えても良いのです。
弱さを誇りますと言える信仰者となっていきたいものです。
シャローム