「その日、わたしはイスラエルの家のために、一つの角を生えさせる。そして、彼らの間であなたに口を開かせる。そのとき彼らは、わたしが主であることを知る。」」エゼキエル書 29章21節
 
 バビロンの脅威をエジプトに頼り回避しようとしたイスラエルですが、主は、エジプトが高ぶるので、エジプトへの厳しいさばきを語り、実際におこなわれます。
 エジプトが打たれ、悲惨な状況を経験します。
 その時には、バビロンが主に用いられるのです。
 そして主のあわれみは、エジプトも回復させてくださいます。
 さらには、バビロンもまた、主を神としてあがめないで高ぶるので、さばきに遭うのです。
 
 一つの角とは、力を持った新しい国が台頭して来ることを指します。
 しかし、主は新たな国もまた、その行いに応じてさばきます。さばくことができるのです。
 そして回復もまた、主にだけできることです。
 
 愛されてきたイスラエル、エジプト、バビロン、さらにはペルシアと、それぞれをふさわしく用い、そしてさばきも祝福も与えてくださるのです。
 他のどのような存在も、人が作り出し神々と呼ぶものも、だれも主の御手を止めることはできません。
 それはまた、主の恵みはだれにも邪魔することはできないということです。
 そして、恵みを受ける時、私たちはこの方が真の神、主であることを知るのです。
 シャローム