「知恵は呼びかけないだろうか。英知はその声をあげないだろうか。」箴言 8章1節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、箴言です。
箴言は長い間にわたり教えられ、語り継がれて生きたことわざや格言を収録した書です。
その多くがソロモン王に由来するところからヘブル語聖書では書名を「ソロモンの箴言」と呼ばれます。
大切で欠くことのできない真理を人々に教えるために本書はありました。
そして箴言を暗記することは教育の一環として用いられました。
世にことわざや格言と呼ばれる物は数多くあります。
それらをまとめた書籍も現代には数えきれないほど存在します。
箴言に書かれていることばと似た格言に他の書の中で出会うこともあるかも知れません。
しかし世にある格言と箴言のことばとが、決定的に違うことがあります。
それは人が編み出したことばか、神が与えてくださったことばとの違いです。
箴言の有名なことばに1章7節の「主を恐れることは知識の初め。愚か者は知恵と訓戒を蔑む。」と、あります。
単なる知識を覚えることではなく、神のことばに聞くことが大切なことになります。
今朝選びましたことばには、知恵が私に呼びかけていると、あります。
町の大路で、声をあげて私に呼びかけています。
しかし私たちは、その神の語りかけを無視をして聞かないのです。
そして自分の欲望に従い、或いは、悪をおこなっても豊かで華やかな人の生活に憧れる傾向があるのです。
しかし神は私を求めてくださり、私を愛してくださって、神の知恵を教えてくださるのです。
神は、私がわきまえ知るように、真の知恵を得るように、平安に過ごせるように語りかけてくださる。
神が声をあげてくださっていることを、私たちは忘れがちです。
神、主を信じた後でも、この神の呼びかけを聞き漏らし、忘れて、自分勝手に歩むことがあるのです。
それでも神は忍耐強くあわれみを持って、私に語りかけてくださる。
私の生活の大路で、神の声をしっかりと聞いて、そこから進むべき道へ一歩を進めたい。
本書は31章あります。毎日、1章づつ読み進めるのも知恵のある生活の方法です。
シャローム