「そして彼の歌のことばを口にして言った。 「ベオルの子バラムの告げたことば。 目の開かれた者の告げたことば。 神の御告げを聞く者。 いと高き方の知識を知る者。 全能者の幻を見る者。 ひれ伏し、目の開かれた者の告げることば。」民数記 24章15,16節 (2017新改訳)

バラムは、まじないを求めることを止めます。
主がイスラエルを祝福していることが分かったので、バラクに頼まれてもイスラエルをのろうことができないと知ったのです。
ここでバラムは歌を歌うのですが、初めて自己紹介を正式にするのです。
5つの大切なことを語ります。

目の開かれた者の告げたことば。
神の御告げを聞く者。
いと高き方の知識を知る者。
全能者の幻を見る者。
ひれ伏し、目の開かれた者の告げることば。

目の開かれたとは、自分の欲望や願いではなく、主に霊的な目を開かれて、目の前にある本当の姿を見るようになった者のことです。
イスラエルの民を見て、その人たちが主に祝福されている姿を見ているのです。

神の御告げを聞く者とは、自分勝手な願いや祈りをするのではなく、神の声を祈りの中で聞いて、その声に自分の行動を沿わせる者のことです。
多くの金銀を受け取ってのろうのではなく、依頼者に逆らっても、真実を語るのです。

いと高き方の知識を知る者とは、自分の知識や経験など、神の前に取るに足りないものであることを謙遜に認めて、神の知識を求め続ける人のことです。
神を畏れる心が必要です。

全能者の幻を見る者とは、神が計画されている遥か遠い将来に起きる祝福を信じる者と変えられていった者です。
神が将来に渡って、イスラエルを祝福しようとする姿を見たいと願うことです。

ひれ伏し、目の開かれた者の告げることばとは、神を礼拝することを大切にして、心と霊の目で物事を見ることを求める者のことです。
神を畏れることは大切であり、今だけではなく将来に渡って自分の身を守ることになります。

バラムは、それでも自分の欲望に従って行動する面がありますが、私たちは、この5つの面をしっかりと自分のものとして、日々、実践していきたいものです。
シャローム