「神は人ではないから、偽りを言うことがない。 人の子ではないから、悔いることがない。 神が仰せられたら、実行されないだろうか。 語られたら、成し遂げられないだろうか。」民数記 23章19節 (2017新改訳)
バラムは、主が彼の口に置いたことばを、モアブのバラクに告げます。
それは主がイスラエルを祝福することばであり、バラクにとっては都合が悪く聞きたくない内容でした。
バラムもまた、バラクに都合の悪いことを語ったのだと自覚していますので、バラクを恐れて10節では、自分の命が守られることを願う言葉を語るのです。
一方のバラクは、やはり告げられたことばが気に入りませんので、バラムに別の場所でもう一度語るように命じるのです。
しかし主の答えは同じです。
主は、イスラエルを守り祝福すると、告げるのです。
そしてそのことばの中で、19節のことばが告げられるのです。
主なる神は、ご自身も変わることがない方であり、完全に義で、愛の方です。
この方が語られたことには偽りはありません。
そして一度語られたことばが変質してしまうこともありません。
さらに、主が告げられたことばは力があります。
即ち、そのことば取りに実現するのです。
実行され、成し遂げられるのです。
人がもし、その主のことばに逆らって立ち、そのことばが実現しないように挑んでも、それは無理なことです。
私たちがすべきことがあります。
主のことばに聞き従うことです。
自分には望ましくないことが告げられたとしても、主のことばに従う時、私が変えられて、そのことばは私にとって祝福のことばとなっていくのです。
神は人ではないと、19節は、最初に言います。
神と人の徹底的な違いを証言します。
そのことを心に深く覚えて刻みたい。
私たちは、その神を知っています。
神にことばは変わらない。
私は、神の言葉によって造り替えられる。
そこに幸いを見るのです。
シャローム