「戦いの日のために馬が備えられる。 しかし、救いは主による。」箴言 21章31節
戦いの日のために馬が備えるとは、戦いに勝利するために人はあらゆることを準備することを指しています。
馬は、戦いに用いる軍馬のことです。
軍馬を持っていない敵と比べれば、圧倒的に軍馬をたくさん準備した方が力が強く、勝利に近いということです。
戦わなければならないならば。人は、勝利するためにどんな準備でもするものです。
しかし、どれほど準備して力を蓄えたとしても、勝利は主が与えてくださるのです。
最後は、主の御計画と御心によるのです。
それならば人はどんな準備をしても無駄なのでしょうか。
そうではありません。
一つ前の30節では、主を信じない人の知恵や計画も主の目には無益であることを教えています。
また、28節では、虚偽の証言をする者は滅び、主のことばを注意深く聞く人の証言は力強く活かされることを教えています。
これらのことばを受けての31節なのです。
主を信じない人、主のことばを注意深く聞いて、備えることがなければ、どんなに優秀な軍馬を備えても、それは備えにはならないのです。
主に聞くこと。主と祈り語り合うことができる人でなければ、勝利を得ることはできないのです。
備える順番が大切です。
主に聞いてから備えるのです。
その人には、主が時にかなった救い、勝利を与えてくださる。
勝利もまた、主が恵みとして与えてくださるのです。
究極の備えは、最初に主の前に静まるところから始まるのです。
シャローム