「「たくさん集めた人にも余ることはなく、少しだけ集めた人にも足りないことはなかった」と書いてあるとおりです。」コリント人への手紙 第2 8章15節
コリントの教会へ、他の教会への支援を勧める中で、パウロはこのように語るのです。
それは恵みのわざであると同時に恵みを味わうことでもあると、教えます。
「たくさん集めた〜足りないことはなかった」と言うのは、あの出エジプトを果たしたとき、神が天から降らせてくださった恵みのマナを人々が、その日の糧、パンとして集めたときのことを言っています。
余ることなく、足りないことはない。
主の恵みは、主を信じるすべての人に等しく、溢れるばかりに与えられていくのです。
ですから、愛する教会が何らかの事情で乏しさを経験していることを聞いたなら、その時は喜んで手助けをしするのです。
惜しみなく献げた者は、今度は乏しさを覚えたときには、必ず援助をえることができるのです。
惜しみなく献げて助けることは、溢れるばかりの恵みを受け取っていくことなのです。
主を信じる人は、決して足りなくなることはないのです。
パウロはこのように勧めますが、それは主の恵みを献げ、支援することを通して、さらに味わって欲しいとの思いがあるのです。
私たちも、等しくそれでいて惜しみなく溢れるほどの主の恵みを味わっていきましょう。
シャローム