「ほむべきかな イスラエルの神 主。 とこしえから とこしえまで。 アーメン、アーメン。」詩篇 41篇13節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、詩篇です。
詩篇のことばは旧約聖書の時代の信仰者のありのままの姿を映し出しています。信仰者がありのままの姿を吐露しているのだと言えます。
150篇ある詩の約3分の1は著者が不明です。
表題にダビデの名前がつけられている詩篇は73あります。
多くの詩篇は表題の通りにダビデが記したものですが、そのすべてをダビデが歌い、記したものであるのかは不明です。
後代になって、ダビデに捧げられた詩篇という意味の詩篇もあったかも知れません。
いずれにしても詩篇には、詩人のありのまま、赤裸々なことばがあります。
苦悩や痛みも歌われますが、主への賛美と感謝、信頼、喜びといったものが表されています。
試練の中で歌われたと思われる詩篇も、主への信頼と感謝を先取りしてことばにした詩篇も多くあり、主を信じて歩む者の平安と喜びを共有できます。
詩篇は、5巻に別れています。
そして各巻の最後には、主への賛美、頌栄で閉じられています。
自分がどのような状況にあっても、それが苦悩や迷いの中にあったとしても、なお、主への賛美はなくならない。
ここでも「とこしえから とこしえまで」と、繰り返し、続けて「アーメン、アーメン」と、確信と表して、第1巻を閉じています。
主への賛美と感謝がいつもあることが信仰者の力なのです。
それをことばを繰り返すことでさらに強く歌い、終わっています。
私たちも、いつも、どんな時でも主への賛美と感謝を声に上げて歌える者でいたい。
詩篇は、是非、声に出して読んでみてください。
力土強く、詩人のことばが迫って来るはずです。
そして励ましを受けます。
シャローム