「人間の息は主のともしび。 腹の底まで探り出す。」箴言 20章27節

ここでの「息」とは、人間の良心のことです。
人が、神の息を吹き込まれて、生きる物になった時から、人の良心は、その人の心の奥深いところに隠されているのです。
主は、その人の心の奥底にあるともしび、良心を探り出して、その人の罪を指摘します。

人が自分の罪をどんなに上手く隠しても、主を欺くことはできないのです。
そして主に探り出された罪は、主と、その人の良心に照らされて、指摘され誤魔化すことはできません。

私たちは罪を持っており、神との正しい関係は壊れたままでしたが、主は人の心の奥底に良心のともしびを灯し続けておられたのです。
私たちは、天地創造の最初に、主に息を吹き込まれて以来、主の前に罪を隠すことはできないのです。

主が、私と向き合ってくださり、私の心を探ってくださる時、私たちは自分の罪と向き合い、主の前に罪を悔い改めて生きる道へと変わるのです。
主が、私を腹の底まで探ってくださるのは、私を愛してくださっているからです。
隠すのではなく、注ぎ出す時、私には平安が与えられます。
シャローム