「神のみこころに沿った悲しみは、後悔のない、救いに至る悔い改めを生じさせますが、世の悲しみは死をもたらします。」コリント人への手紙 第2 7章10節

コリントの教会に対してパウロは罪を指摘し、厳しい手紙を書きました。
それを受け取ってコリントの人々は悲しんだのです。
そのことを伝え聞いて、パウロも一時、心を痛めたのです。
しかし、その悲しみが、コリントの人々を罪の悔い改めへと導いたことを知って、パウロは大いに慰められたのです。

何かが起きて、ただ悲しんだだけならば、それはその場限りの感情の表れに過ぎません。
しかし、罪を指摘されて悲しんだとすれば、それは神に導かれて、罪を犯した自分自身の行いを恥じて悲しみ、そこから変わろうとする悲しみです。
悲しみとともに、主の前に悔い改めようとする悲しみです。
この悲しみは、後悔することはありません。

罪から赦しへ、滅びから永遠のいのちへと移してくれるからです。
神の御心に沿ったとは、神に導かれて悔い改める悲しみです。
それは罪そのものの行いだけではなく、罪を犯した心そのものから神の前に悔い改めて悲しむのです。

神の前に悲しむことができることが大切です。
神の前に隠す心は、死へと繋がるのです。

シャローム