「アロンとその子らは、会見の天幕に入るとき、あるいは聖所での務めを行うために祭壇に近づくとき、これを着る。彼らが咎を負って死ぬことのないようにするためである。これは彼と彼の後の子孫のための永遠の掟である。」 出エジプト記 28章43節
祭司であるアロンがその務めをおこなうときに着る祭司の装束について細かく命じられます。
装束を作るために用いる糸、取り付ける飾り、そのための宝石に至るまでが細かく定められます。
その宝石はエデンの園を思い起こさせるもです。
そしてそこにはイスラエルの子らの名前が刻まれます。
とても立派な装束です。
祭司はこれを着て務めをします。
民、イスラエルの子らを代表します。ですから名前が刻まれた装束を着ています。
祭司は代表して、民の咎を背負い、それを赦し聖めていただくために務めをおこないます。
装束を着るのは、主のことばに全身をもって従っていることを現します。
宝石まで取り付けた立派な装束ですが、これを着る祭司が立派な人になったのではありません。
主のことばのとおりの装束を着て、祭司の全てを覆うことで神様に近づくことが許されていくのです。
ですから、この装束を着ないで会見の天幕に近づくこと、務めを果たすことはできません。
装束は主のことばに全身で従うことを現し告白するものです。
祭司は装束を着るときから、自分と民の咎を覚えて、身と心を整えていくのです。
宝石まで取り付けた装束の重さは、そのまま罪の重さを覚えさせるのです。
シャローム