「自らを閉ざす者は自分の欲望のままに求め、 すべての知性と仲たがいをする。」箴言 18章1節
自らを閉ざす者とは、孤立して一人で生きる人のことです。
その人は、神を信じないばかりか、隣人との交流も拒む人のことです。
何も無理に隣人と親しくならなくても良いのではないかという考え方もできるかも知れません。
ここでは社交的で人ではない、という意味ではなく、自ら孤立を欲する人という意味です。
それは孤立だけで終わらないで、自己中心な生き方を求めるのです。
この人は、他人の意見を聞こうとしません。
当然、神のことばにも耳を傾けようとしません。
どこまでも自己中心なのです。
それは謙遜な生き方とは遠く離れ、知性をも拒む生き方となります。
神が御子のいのちを犠牲としてくださり、私たちとの和解を望んでくださったのです。
私たちが自分を閉ざした先に喜びはありません。
また、それは隣人との和解、平和な生き方をも拒むことになっていきます。
最初に神と和解し、次いで隣人と和解する生き方は愛のある生き方になります。
自らを閉ざすのではなく、神に開示し、明け渡す時にこそ自分を守ることができます。
自分の欲望のままに自己中心ではなく、神中心の生き方に変わる時に、自分を大切にする生き方となっていくのです。
シャローム