「彼がそこからギブアに行くと、見よ、預言者の一団が彼の法にやって来た。すると、神の霊が彼の上に激しく下り、彼も彼らの間で預言した。」 サムエル記 第一 10章10節

主がサムエルに命じ、サムエルがサウルの頭に油を注ぎ、イスラエルの初代の王サウルが誕生します。
サウルは、それまで父の家畜を飼う人でした。
しかし、この時からサウルは王様としての働きを始めます。
その最初は、預言者と一緒になって、預言のことばを語ることでした。
この時代の預言者は、父から子へと受け継がれていったのです。
ですから人々はサウルのことも、その父キシュも預言者ではないと知っていたので、この日、とても驚くのです。
サウル王の働きの初めは人々の驚きから始まりました。

しかし、注目すべきことは神の霊がサウルに下って、彼は王としての特別な働きを始めるのです。
サウルの能力や決断によるのではないのです。
主が、上から霊を注ぎ、サウルを立ち上がらせて、主の器として用いるのです。
この後で、サウルに付き従う勇士たちが立ち上がりますが、その時も、神が彼らの心に働きかけるのです。

主は、私たちに良い計画を持ってくださり、その働きを果たすために上から霊を注ぎ、愛と力を注いでくださるのです。
主の助けがなければ、私たちは本当に良いことを成し遂げることはできないのです。
そして、主に信頼して従おうとする者は、豊かな恵みを注がれて、使命を果たします。
時に、主は、激しく私たちに臨まれます。主の霊を受けていきましょう。

シャローム