「自分の口を見張る者はたましいを守る。 唇を大きく開く者には滅びが来る。」箴言 13章3節

13章は語ることと聞くことに関して、比較して語ります。

ここで口を見張る者と言うのは、悪しき言葉を口にしたり、他人の悪口を言わない人のことです。
自分の発する言葉を慎重に選び、発した言葉は取り返せないことを知っています。
その言葉が与える影響を知っているのです。

それに対して、唇を大きく開く者と言うのは、うわさ話を好み、他人のことを悪く言う人です。
大きく開くというのは、慎重に言葉を選ぶ人とは反対で、軽々しく言葉を発する人です。

自分の口から発した言葉で他人を攻撃したり、傷つけることをしない人は、最終的には自分自身のたましいを滅びから守ります。
反対に、大きな口を開いて軽々しく語る人は、他人を傷つけ、その言葉数の多さにによって自分に滅びを招きます。

そして口を見張る人は、神の語ることばにも慎重に耳を傾けます。
しかし大きく口を開く者は、いつも軽々しく語るので、静かに神のことばを聞くことがありません。
そうして語ることと聞くことは二つが一緒になって、たましいのために大切なことです。
シャローム