「私たちの敵がみなこれを聞いたとき、周囲の国々の民はみな恐れ、面目を失った。この工事が私たちの神によってなされたことを知ったからである。」ネヘミヤ記 6章16節 (2017新改訳)

城壁の再建工事が完成しました。それもたった五十二日間と言う期間で完成させたのです。
この期間には多くの問題があり、妨害もありました。その妨害は工事の責任者であるネヘミヤの命を狙うものまであったのです。
しかし数々の困難を乗り越えて工事は完成し、神さまを証しすることになったのです。

敵は、本当に城壁が完成したことで、面目を失ったと、ここに記されます。
それは力を落としたという、意味でもあります。
神を信じない者たち、神に敵対した者たちに対して、ネヘミヤは戦わずに勝利したのです。
そして敵は恐れました。ネヘミヤの実力を恐れたのではなく、ネヘミヤを守る神を恐れたのです。

この工事の完成、証しができたのはネヘミヤが敵を恐れるのではなく、神を恐れたからです。
13節に記されるのは、ネヘミヤがトビヤ、サンパラテたちによって、殺害の計画があった時にも、彼ら敵を恐れなかったことです。
敵を恐れないとは人を恐れないで、神を恐れて神のことばに従うということです。

恐れないとは、惑わされない、弱気になって、神の使命である工事から離れてしまうことをしないということです。
そして神を信頼して神のことばに従って生きる事です。
困難や悲しみ、時には妨害、危険が迫っても全能の神を信頼して生きる事です。

恐れるなとは、神がずっと私たちに語り続けておられます。私たちはそれほど恐れやすい者なのです。
しかし恐れないで、歩む時には、その先に真の勝利、平安があります。
恐れないで、雄々しく神を信じる一日としたい。
シャローム