「ですから、古いパン種を用いたり、悪意と邪悪のパン種を用いたりしないで、誠実と真実の種なしパンで祭りをしようではありませんか。」コリント人への手紙 第1 5章8節
コリントの教会には問題がありました。
ここではその問題のことを「古いパン種」と比喩しています。
それはパン種がこねたパンの生地全体に影響を及ぼすからです。
わずかな量の古いパン種がパンの粉全体をダメにしてしまうのです。
ですから、それを完全に取り除いて純粋なパンとなっていかなければならないのです。
その古いパン種と比喩される悪いものは「不品行」です。
コリントの町は、もともと町全体に性的な不品行な行いが広がっている町でした。
神殿での偶像礼拝とともに性的な不品行が広がっていました。当たり前のようにと言われます。
しかし、それが教会の中にも入り込んでいたのです。
ですからパウロは、その古いパン種を取り除き、「種なしパンの祭り」を祝うことになぞって、キリスト者の生活、教会から、そのれらの不品行を完全に取り除き、イエス様に倣った生き方をするように命じるのです。
古いパン種は、ほんの少しだけであっても残しておいてはいけないのです。それは役に立つことはありません。
新しい生き方ができるように既にイエス様が十字架の上で犠牲を払ってくださっているのです。
罪が赦されたことを信じる者は、その生活の中からも完全に不品行を取り除くことを誠実に求め、イエス様の真実の愛と力によってそれを果たしていきましょう。
シャローム