「しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。」 コリント人への手紙 第二 2章14節

キリスト・イエスを信じて新しく生きるようになった人は、キリストの愛を知り、キリストの愛を自分の人生の歩みの中に実践していく人になることです。
ここに「凱旋の行列に加え」とあります。
凱旋は、戦いに勝利した将軍が部下の勇姿たちと共に故郷に帰ってくる時の喜びの時である行列です。
私たちは、キリストを先頭にした凱旋の行列に加えられて、堂々と歩くのです。
凱旋するのは、地上の生まれ故郷ではなく、天の御国のことを言います。
私たちは、御国に入ります、同時に凱旋して帰って行くという面もあるのです。

ただし心しておかなければなりません。
このキリストの勝利の行列に加わる人は、イエス様が地上で受けられた苦難と同じように、苦難をもキリストを信じる故に経験します。
時に傷つき、時に涙して、しかし、必ずキリストの助けと慰めを経験して、他の人を慰める人となって、凱旋の行列に加わるのです。

そしてその行列から香るキリストの知識の香りとは、神と隣人を愛することを実践した人から香る香りです。
キリストの知識はキリストの愛を知って、その愛を地上の人生で実践した時に身につき、その人から香る香りです。

凱旋の行列は、キリストの愛の行列でもあるのです。
その末端であっても、そこに加えられていることを喜び、その凱旋の日を楽しみにして歩みたいものです。

シャローム