「あなたがたは、次のようにしてそれを食べなければならない。腰の帯を固く締め、足に履き物をはき、手に杖を持って、急いで食べる。これは主への過ぎ越しのいけにえである。」 出エジプト記 12章11節
エジプトを出発する前夜の出来事です。
主は、準備について細かに命じます。それを確実に守ることが主への信仰の証しです。
直ぐに旅立てるように、旅の服装をした上で、主が、ユダヤ人の上には、さばきを通り越してくださったことを感謝し喜びながら、急いで食べるのです。
帯を固く締めるのは、主への信仰をしっかりと自分の身に結び、従うことを示します。
履き物、杖は、いつでも旅立つことができるように、そして、主のことばに直ぐに応答できるようにとの意味があります。
ただ食事をするのではありません。主のことばの通りに急いで食べることで、主へのささげものとして、主に信頼していることを現すのです。
なによりも大切なことは「急ぐ」ことです。
のんびりとしていては、信仰が曇り、錆びついてしまいます。
それは現代の信仰者である私たちも同じです。
旅立ちの装いは、主のことばに直ちに応答し、従うことを現しています。
準備はできているでしょうか。
シャローム