「主を恐れることは知識の初め。 愚か者は知恵と訓戒を蔑む。」箴言 1章7節
今日から旧約聖書は「箴言」を読みます。
格言のような言葉、教えが記されていますが、通常の格言とは決定的に違っていることがあります。
箴言は、神の生けることばであり、神を知ることと、神のことばに聞くことが根本にあります。
優れた人の教えではないし、伝統的に守られている人の世界の素晴らしい言葉でもないのです。
どこまでも神の生きていることばであり、神を知ることと共に聞くべきことばです。
それが箴言です。
箴言を記したとされるソロモン王は、知恵の王とも呼ばれましたが、自分の知恵を誇ったりはしませんでした。
主を恐れることが、ソロモンの知恵の源であり、それによって実践することができるのです。
ここでは知恵ある者と愚か者が対比されています。
知恵ある者とは、もちろん主を恐れる人のことです。
愚か者は、主を恐れず、主のことばを侮る人です。
主を恐れる人は、安全に住み、安らかな心で生活します。
主を恐れない人は、自分で企んだ悪で腹を満たし、自分の悪でさばきを招いて、自分で自分を滅ぼすのです。
私たちが真に幸に生き、平安に歩もうとするならば、私たちは、初めに主を恐れ、終わりに主のことばに聞き従うのです。
主の前に謙遜に主のことばを聞くことが、主を恐れることです。
シャローム