「その傍らではテコア人たちが修復を行ったが、彼らの貴族たちはその上役に頭を下げることはなく、工事に協力しなかった。」ネヘミヤ記 3章5節 (2017新改訳)

10節からの箇所を読むと、人々の多くが自分の住む家のそばを修復して、城壁の再建工事が進められている様子が分かります。
主を信じて愛する人たちが、一人一人自分のできる修復工事をしているのです。
しかし、すべての人がそうしたのではなかったのです。
ここ5節には、工事に協力しなかった人がいたことが記されています。

協力しない人がいることは不思議なことではありません。
でもここで分かることがあります。
「頭を下げない」とは、直訳すれば「首を入れない」と訳せます。
くびきに入れないと言う意味です。
ここは、主の奉仕というくびきに服することを拒んでいる人がいたことを示すのです。

イエス様は「わたしのくびきは負いやすく〜」と、語られました。
それは主イエスの元に行き、主に従って生きることです。そこに喜びと平安があることを主は示されて招いておられるのです。
しかしここで協力をしない人は、他の人に協力しないと言うことではなく、主に従って生きることを拒んでいるのです。
彼らは自分が王なのです。
主に従いたくないのです。

自分の家の前、自分の目の前の働きを捨ててしまう人には、喜びや満足を受け取ることはないでしょう。
自分にできることをする。主のくびきを負うことを喜べる者でいたいと思います。
シャローム