「そして、私に恵みを下さった私の神の御手と、また王が言ったことばを彼らに告げた。すると彼らは「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。」ネヘミヤ記 2章18節 (2017新改訳)

エルサレムに到着したネヘミヤは、最初に自分で、現地を調査しました。「そして、私に恵みを下さった私の神の御手と、また王が言ったことばを彼らに告げた。すると彼らは「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。」ネヘミヤ記 2章18節 (2017新改訳)

エルサレムに到着したネヘミヤは、最初に自分で、現地を調査しました。
そこにあったのは崩されたままの城壁と、火で焼き尽くされた門の跡だけでした。

本当に酷い状態の城壁と門があるだけです。
その上、困難が待っているのは明白でした。
現地には、イスラエル人の利益になることを望まない人たちがいたのです。

困難は見たとおりだ、さあ、城壁を築き直し。これ以上、屈辱を受けないようにしようと、17節で人々に語ります。
そして神の恵みがあることを告げます。
神の恵みは、既に王様からの再建工事の許可と具体的な援助と言う形で現れていることも告げます。

それでも直ぐに、反対する者が声を上げて邪魔をするのです。

困難の中で立ち上がって工事を始めようとすると、次の困難がやって来るのです。

しかしネヘミヤは、困難とその現状を認めた上で、神の恵みを見ます。恵みが既に注がれているのだと告白しています。
神を信じる人は、ネヘミヤのことばに励まされて、困難の中で立ち上がるのです。

神、主の恵みを信じる人が、困難の中で、その信仰を告白して立ち上がり声を出す時。
その声に共感して、信仰の応答を具体的にする人が現れるのです。
すると神の恵みはますます具体的に形になっていきます。
困難の中にこそ、神の恵みは、恵みとして私に届いています。

今、私たちは新型コロナウイルスの広がりの中で、大変な困難の中にいます。
でも神の宮は崩されてはいません。
信仰の声を上げ、賛美を献げていきましょう。
そして、主への信頼と期待と希望を、広げていきましょう。
シャローム