「塩は良いものです。しかし、もし塩が塩気をなくしたら、何によってそれに味をつけるのでしょうか。」ルカの福音書 14章34節

当時のユダヤの塩とは、岩塩が主流でした。
質の良い岩塩が採れたようですが、不純物が混ざった物も少なくなかったようです。それら質の悪い物は、不純物のせいで、塩がその塩気をなくしてしまうことがあったようです。
そして塩気をなくした塩は、もう一度元にもどすことはできませんでした。
価値がなくなり、塩気の無い塩、かつての塩は捨てるしかないのです。

私の塩はなんでしょうか。
それは私を造り、私を支え、私を愛してくださる主です。
主との関係が絶たれてしまったならば、私は塩気を無くした塩になります。
いえ、それ以下の存在になってしまいます。

私が、本当の私であるため。
私が価値のある塩のままでいるためには、主のことばをよく聞きことです。
「聞く耳のある者は聞きなさい」と、続く35節でイエス様は語ってくださる。

シャローム