「どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。私は今、あなたのしもべイスラエルの子らのために、昼も夜も御前に祈り、〜」ネヘミヤ記 1章6節 (2017新改訳)
今日からネヘミヤ記を読みます。
祈りの人ネヘミヤが記す城壁再建の書です。
ネヘミヤが最初に記すのは、嘆き悲しみの中から祈ることです。
エルサレムの城壁が未だに崩されたままであること、門も焼き払われたままであることを聞いたネヘミヤは、数日間も座り込んで泣き、嘆き悲しみの中ら祈ったのです。
断食して祈ります。必死の祈りなのです。
6節から始まる祈りの最初は、神、主の前に犯した罪の悔い改めです。
ネヘミヤが、どれほど必死に祈り、心からの悔い改めを祈っているのかが、ここ6節から分かります。
ネヘミヤは神を信じています。
ネヘミヤは神が祈りを聞いてくださる方であることを信じています。
だからこそ、敢えてこう祈ります。
「どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて〜聞いてください」
神が聞き漏らすような方でないことは知っています、信じているのです。
でも必死に祈ります。
どうか聞いてくださいと、祈ります。
耳を傾けて聞いてくださいと、祈ります。
目を開いて、見捨てないで聞いてくださいと、祈ります。
信じているからこそ必死に祈ります。
もし、私が神、主の祈る時に、心のどこかで「聞かれないかも、答えられないかも知れない」と思うなら、その祈りは、祈りではなくなります。
祈りは、神、主が聞かれてこそ祈りです。
だから疑わず、恐れずに祈ります。
でも、どうか、聞いてくださいと祈るのです。信じているからこそ、そう祈るのです。
シャローム