「イエスは弟子たちに答えられた。「神を信じなさい。」 マルコの福音書 11章22節

11章の続きです。

「〜あなたがたの過ちを赦してくださいます。」と、結ばれるイエスさまのことばです。
前の日にイエスさまが空腹を覚えられた時に、葉ばかりが多く茂り、果実が一つも成っていなかったいちじくの木を見て,のろわれました。
そのいちじくの木が翌日に枯れていました。
ここは枯れた木を見て驚いてた弟子たちにイエスさまが答えたことばです。

「祈り求めるものは何でも、すでに得たと信じなさい」との24節の教えが良く知られている場面でしょう。
祈りについて教えてくれます。
また,葉ばかり茂らせているいちじくの木が、形ばかりの信仰となって、神への信仰を失い,信仰の結実がないイスラエルの現状を象徴していることも,大切な教えです。

その場面で,祈りと共に大切なこととして教えられるのは「神を信じなさい」ということです。
このことをイエスさまは最初に語られています。
信じる人は赦される。
私たちは最初に大切なこととして知らなければならないのは、罪を赦していただかなければならないということです。
神を信じて赦された人の祈りは、神に聞かれるのです。

もし,祈りが聞かれたと思ったとしても、神を信じて赦されていない身であるならば、何の意味があるでしょう。
神を信じる生き方に変わることこそが大切なのです。
シャローム