「次に会見の天幕、すなわちレビ人の宿営が、これらの宿営の中央にあって進まなければならない。〜」民数記 2章17節 (2017新改訳)
宿営するときの,各部族の配置が命じられます。
大きく二つのことが心に留まりました。
長男のルベンから宿営地が示されるのではなく、ユダ族から場所が示されています。
将来,ダビデ王が立てられ,その先には救い主が誕生する重要な部族であり、父ヤコブことイスラエルがユダ部族の繁栄と祝福を遺言として語ったとおりに、ここでは重要な場所にユダ族が最初に示されるのです。
そして各部族は,好き勝手に宿営するのではなく,秩序を持って,部族ごとに場所が示されています。
荒野の旅は、こうして主の指示の元,秩序を持って進むのです。
もう一つは,この集団は「主の群れ」であると言うことです。
主を信じ,主のことばに従う集団なのです。
その中心は,主の礼拝です。
宿営の真ん中は会見の天幕です。現代の教会の礼拝場所です。
主を真ん中にして、宿営しているのです。
前後ろではなく、会見の天幕の周りに東から始まって東西南北に宿営します。
そして会見の天幕の一番近いところには、祭司であるレビ族が、その周りを取り囲んで宿営するのです。
ここに主のことばを中心にして、生活すること、歩みを進めることが、象徴的に表されています。
私の人生の旅路も、毎日の歩みも、主を中心にして、礼拝を真ん中にして進むのです。
そこには秩序と主の約束があります。
ユダ族から約束通りに救い主が誕生をしたようにです。
シャローム