「愛する者よ。あなたのたましいが幸いを得ているように、あなたがすべての点で幸いを得、また健康であるように祈ります。」 ヨハネの手紙 第三 2節
ヨハネの手紙の第3です。第2と同じく短い、15節だけの短い手紙です。
ヨハネの愛の手紙とも呼ばれます。
愛するガイオへと手紙は始まり、続く二節も愛する者よと、教会の人たちへ語りかけます。
続けて、5節と11節も愛する者への語りかけがあります。
ヨハネは、手紙の受取り手である人たちのことを良く知っています。
手紙の終わりには「友人たち一人ひとりによろしく」と、その人たちの名を思い浮かべながら書いていることから、大切に思っていることが分かります。
同時に、ヨハネが愛するというだけではなく、神に愛されている者への語りかけなのです。
愛する者とは、イエス・キリストを救い主と信じて歩んでいる人と読み替えても良いでしょう。
教会の旅人や巡回する伝道者を愛して受け入れることなどに、その人の信仰が現われていることを、ヨハネは喜んでいます。
そのような行いができることは幸いなことなのです。
そして一番大切なことは、信じた人は、たましいに幸いを得ているということです。
罪が赦されたのでたましいが滅びることはなくなりました。
ですから平安を得ているということでは終わらないで、信仰者は、たましいが幸いを得ているのだと、ヨハネは語ります。
たましい、心、身体も幸いなのです。
ヨハネはその幸いな人の歩むべき愛のある姿を手紙に書いたのです。
神と人を愛する毎日を実践して送りたいものです。
シャローム