「私たちの敵がみなこれを聞いたとき、周囲の国々の民はみな恐れ、大いに面目を失った。この工事が私たちの神によってなされたことを知ったからである。」ネヘミヤ記 6章16節 (2017新改訳)

聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、ネヘミヤ記です。

ネヘミヤ記は大きく三つの内容です。「城壁の再建」「故郷ユダヤ人に対する宗教改革」「先の二つにともなう様々なことが記されます」
エズラ記とともに捕囚の時代のことを教えてくれます。

捕囚の民となっていたネヘミヤは、ペルシャ帝国の王に献酌官として仕えていました。
そのネヘミヤの元へユダヤから来た人たちが故郷エルサレムの状況を知らせました。
エルサレムの城壁は崩されたまま放置され、故郷のユダヤ人の悲惨な状況だと、知らされたのです。
ネヘミヤは座り込んで泣き、そして祈ります。

ネヘミヤ記は祈りの力を教えてくれる書です。
城壁の再建を王に願い出るときも、工事中も、ネヘミヤは祈ります。
再建工事における召しの確信も祈りによって、確信と力を得ます。
工事が始まれば、数々の困難が降りかかるのです。そのときも祈ります。祈るのです。
祈りは力です。
祈りは確信を得させてくれます。

そして数々の妨害と困難の中で、なんと52日間で城壁は再建されたのです。
主に信頼し。
主に仕え。
主に祈り求めた結果です。

反対、妨害した敵は、完成した城壁を目撃し、主の業に驚き恐れたのです。
ネヘミヤは、自分のおこなう城壁再建工事は、主からの召しによって与えられた使命であることを確信しています。
そしてその使命を果たし、工事を完成させてくださるのは主だと知っており、委ねています。
そして自分ができる最善をするのです。祈りとともに。
祈りに始まり、祈りつつ進み、祈りによって完成するのです。

私たちは祈ること。祈りには力があることをもっと確信して日々過ごしたい。
今朝の祈りは、私の今日の力となり、慰めとなり、友の励ましへと繋がるのです。
祈ろう。
時には、ネヘミヤのように、座り込んで涙を流して祈ろう。
その先には驚くべき恵みがあるから。
信じて祈ろう。この朝祈ろう。
シャローム