「もしも、その人がそれを買い戻したいのであれば、その評価額にその五分の一を加える。」レビ記 27章13節 (2017新改訳)

誓願を立てるときの決まりとして、人にも年齢と性別などにより、それぞれの評価額である金額が示されています。
人の評価額を示すことに違和感を覚えたのですが、主の意図はどこにあるのでしょうか。
評価額が定められていることで、人が時代や場所によって不正を働くことはできません。
主の定めたことに従わなければなりません。

そしてなによりも大切なことは、ここには「買い戻し」について定められていることです。
私たちは、罪を犯して神から離れてしまった存在です。
本来ならば無価値どころかマイナスの評価額をつけられても仕方がないのです。
しかし神は、私たちを価値ある者として見てくださり、御子を対価として支払って、私を買い戻してくださった。
価値があるから、買い戻すのです。
愛する大切な存在だから、買い戻すのです。
罪に汚れていても、本当の評価額は変わらないものと見てくださる神が、私を勝ちある者として買い戻してくださる。

買い戻すことの大切さと、神もどす価値を、ここは教えてくれます。
そしてレビ記は、この買い戻しに付いて示して閉じるのです。
主に、その価値を認めていただき買い戻していただけることを喜び、感謝したい。
取るに足りないはずの私が、評価額にさらに増し加えて買い戻されたのだと言うことを覚えておきたい。
シャローム