「三日目になり、エステルは王妃の衣装を着て、王室の正面にある王宮の奥の中庭に立った。王は王室の入り口の正面にある王宮の玉座に座っていた。」エステル記 5章1節 (2017新改訳)
三日三晩の祈り。
勇気と謙遜さを持って立つ。
真の望みは、すぐには明かさないで、王のあわれみを求めながら、焦らずに語る。
ユダヤ人虐殺を防ぐために、禁令を破り王の前に行くエステルの行動は、慎重さと大胆さがあります。
良く祈ります。必死に祈ります。
しかし、祈るだけでなく、行動もします。
大胆に動きます。
それでもなお、焦らずに王に願い求めます。
このエステルの行動に比べると、9節以降に記されるハマンの行動は、感情のままに行動し、思慮に欠け、短絡的です。
祈らずに、王の前に立つのは、無謀な行為です。
祈りだけで、王の前に行かないのは、信仰の勇士の姿勢ではありません。
祈る時、雄々しく立ち上がる勇気も与えられます。
祈りながら立つ時に、主の導きが与えられて語るべきことば、行動が示されます。
私たちも祈りの中に、立ち上がるべき時を確信できる祈りを身につけたい。エステルのように祈りたい。
シャローム