「だれでも、「先を行って」キリストの教えにとどまらない者は、神を持っていません。その教えにとどまる者こそ、御父も御子も持っています。」 ヨハネの手紙 第二 9節
ヨハネの手紙の第2です。13節だけの短い手紙です。
9節は、7節に記される「キリストが人となって来られたことを告白しない者たち」ということばを受けて語られています。
7節のことばの意味することは「御子が人となって地上に生まれてくださったこと、そして十字架で死んで私たちの罪を贖ってくださり、3日目によみがえってくださったこと」を言います。
さらに、もう一度、地上に来てくださることまでを意味しています。
それを信じていない人が現われるのです。
この人たちはただ信じないだけでなく、教会の人々を惑わし、信仰から引き離そうとする人たちなのです。
自分たちは、使徒のヨハネたちよりも、神の真理について、さらに良く知っていると語ります。
ここにある「先を行って」とは、行きすぎたことばを語り、間違ったことを教えて、それが使徒たち以上に知識があるからだと誇る人たちです。
しかし、イエス様が教えてくださったことばを守り、神と隣人を愛さない人たちは、神の御国につい居て知らず、神を信じていないのです。
自分たちだけが神の真理を知っていると先を行く人ほど、神を愛することを知らない、信仰を持たない人です。
イエス様に倣い、神と隣人を愛することで、みことばにとどまる人こそが真理を知り、神を知っているのです。
立派なことばを語るのではなく、神を愛する毎日に信仰が現われ見られるのです。
シャローム