「御使いは私に、「子羊の婚礼に招かれている者たちは幸いだ、と書き記しなさい」と言い、また「これらは神の真実なことばである」と言った。」ヨハネの黙示録 19章9節 (2017新改訳)
聖書66巻から1つの書を選び、その書を紹介しながら「みことば」を味わっていきます。
66巻をゆっくり読み進めながら、聖書に記された神様の愛について味わっていきます。
今日開いたのは、ヨハネの黙示録です。
旧約聖書から、新約聖書へと繋がり、聖書66巻の最後に収められているのがヨハネが記した黙示録です。
キリスト教迫害の下、捕らえられた使徒ヨハネは、パトモス島に島流しの刑になっていました。
そこで示されて、ヨハネが記したのが本書です。
終末の時に起きることが、象徴的に示されて、それが記されています。
将来、起きることが記されますが、象徴的な表現が多く、理解するのが難しい書です。
以前は、3章までを読んでおけば良いと、言われることもあったほど難しいのです。
同時に、終末の日には、この地上が一度完全に滅びることが示されているので、それを間違った意味で恐れる人たちがいたことも、理解が進まない要因かも知れません。
しかし、この地上は新しくされるのです。
終末は必ず訪れますが、それは失われてしまって何も無くなる日ではなく、主イエスが再びこの地上に来られる約束の成就する時であり。
新しいことが始まる日であり。
主イエスが教会を花嫁として迎えてくださる、晴れの日でもあります。
終末の日までの日々、まさに今の時代こそが、耐え忍ぶ期間であり苦しい日々となります。
終末の日、かの日には、それらの苦しみが報われて、主イエスとの関係が完全で強固なものとなっていきます。
それはここに記されるとおり「真実なことば」です。
21章5節にも、真実であり、信頼できると記されます。
続く22章6節でも、真実であり、信頼できますと記されています。
私たちは、聖書に記されている真実なことば、信頼できることばを聞いています。
信じて従っていくならば、終末の日は、私たちには婚礼の当日の招かれた者の幸いを味わう日となります。
かの日の主イエスとお会いすることを、そして私たち同士の完全な交わりの時を楽しみに待ちたいと思います。
その日、涙は拭われ、悲しみ、叫び、苦しみもないのです。
シャローム