「子どもたち、偶像から自分を守りなさい。」　ヨハネの手紙 第一　５章２１節

手紙の最後の最後にヨハネが記したのが、この短い言葉です。
神に愛されている信仰者のことを「子どもたち」と呼び、子どもたちに向かってヨハネは神を愛するようにと教えて手紙を記してきました。
神に愛されていることを知った人が、イエス・キリストを救い主と信じることができて、永遠のいのちを持ちました。
そしてお互いに愛することも命じてきました。

神を愛すること、神を愛している信仰者は互いに愛し合うことも命じました。
神を愛することは、偶像の神々を崇めたり、この世の富や名誉と言ったものを自分の偶像として崇めたりすることから身を避けることになります。

神を愛して、互いに愛し合うことは、自分を守ることになります。
神を愛することを知っていて実践する人は、誘惑や攻撃から自分を守ることができます。

ヨハネが使徒として活動した時代も現在も、イエス様を信じる人には、様々な困難や誘惑が迫ります。
常に順風満帆とはいかないのです。むしろ多く危機があるのです。
ですから、手紙の最後に教え励ますのです。
自分を守りなさいと、記さないわけにはいかなかったのです。

でも、守るための決定的な方法は、神を愛し隣人を愛することなのです。
愛の使徒と呼ばれたヨハネが記す結論です。

シャローム