「行って、スサにいるユダヤ人をみな集め、私のために断食してください。三日三晩、食べたり飲んだりしないようにしてください。私も私の侍女たちも、同じように断食します。そのようにしたうえで、法令に背くことですが、私は王のところへ参ります。私は、死ななければならないのでしたら死にます。」エステル記 4章16節 (2017新改訳)
モルデカイを通して、ユダヤ人虐殺の計画を知らされたのと、同時にその計画を止めるために働くように示されたエステルです。
父モルデカイは、エステルが王宮に居る自分は助かると思ってはいけないことを語り。
主の助けは必ずあるが、自分の使命を投げ出すなら、エステルも父もさばきを受けることになると語ります。
エステルは、迷うことなく王のところに行くことを答えます。
ここに3つ大切なことがあります。
1.王に懇願に行くのですが、その前に、主に祈るのです。
また祈り支えてもらうために、同胞の祈りを求めます。
王ではなく、主に助けを求めるのです。
2.法令に背くことをする。
王の命令が間違っていますから、主の命令に従って行動することを選びます。
3.死にます。
決死の覚悟、自分の命に代えて同胞を助けるという覚悟とは違います。
主が、エステルに死ぬことを望まれるならば、従いますという覚悟です。
それは王の前に死んでも、主の前に生かされることを信じて行動する覚悟です。
一貫してエステルがとる行動は主の前に生きること。
主に祈り求めながら、正しことを通そうとする覚悟です。
これは主への信頼があり、主に委ねることができるということです。
シャローム