「あなたがたは、主の日の戦いに耐えられるように、破れ口に上ったり、イスラエルの家の石垣を築いたりしなかった。」エゼキエル書 13章5節

自分の好きかってを語る偽預言者と、その言葉を聞いて安心している民への厳しい主のことばが続きます。
エルサレムが攻撃されて、城壁は崩され、神殿も破壊されていくことに重ねて、主のさばきについて示します。
主の日の戦いとは、主がさばきを行われる日のことです。
民は主と戦うのではなりません。戦いに耐えるように、主のさばきの前に立つことができるのかを問うのです。

破れ口に上るとは、城壁の崩れた箇所を見つけて、危機感を持つことです。
それは自分の罪に気がつくようにとの警告です。

石垣を築くとは、敵の襲撃に備えて、壊れている城壁を修繕し、万全を為して敵を迎える準備のことですこと。
それは罪を悔い改めて、主のことばを待つことを示します。

この時、エルサレムの偽預言者と、その偽の言葉を喜んで聞いていた民は、罪を認めることも悔い改めることもなかったのです。
それ故、主は彼らをさばきます。
彼らの行いに応じて、さばきを与えるのです。

主の日の前に、罪を告白して、主の前に悔い改めることができる人は幸いです。
主のさばきの日に、その人は主に守られて、生かされるからです。
私たちは、どの声を聞いて、従うでしょうか。

シャローム