「王の門のところにいる王の家来たちは、モルデカイに「あなたはなぜ、王の命令に背くのか」と言った。」エステル記 3章3節 (2017新改訳)
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」と、マタイ22章21節で、イエス様は語っています。
上に立つ者に従うのは正しいことですが、私たちは神の前に生きる者であり、神のことばに従うことが正しい生き方です。
この時の王の命令であるハマンを拝むことは、主なる神だけを信じるモルデカイにとっては、主の命令を破り、王の命令に従うことになります。
モルデカイは、それをしません。
主のことばに従うモルデカイにとっては、王の命令が間違っているのです。
王の暗殺計画があることを知って、それを王に告げることも、神ではないハマンを崇めることを拒むことも、モルデカイには正しい行ないなのです。
一貫した行ないであり、生き方そのものです。
しかしその生き方は、時に自分が生きる周りの生活に問題を起こすこともあります。
それでも目の前の問題を避けるために、神のことばに従わないのであれば、先の日にはもっと大きな問題を自分の身に招くことになります。
モルデカイは、王の命令に背くことを選んだのではなく、主の命令に従って生きているのです。
それは昨日も今日も変わらない主の命令、ことばに従って生きることです。
王の命令、人の言葉は変わります。けれども主のことばはとこしえに変わりません。
問題が起きたとしても、そこに主の与えてくださる平安と祝福があります。それは従ってみなければ分からないことなのです。
モルデカイは知っています。
シャローム