「ボアズはルツを迎え、彼女は彼の妻となった。ボアズは彼女のところに入り、主はルツを身ごもらせ、彼女は男の子を産んだ。」 ルツ記 4章13節
ボアズは律法に従い、ナオミの夫エリメレクの畑を買い取り、ルツも買い取ります。
その方法は、どこまでも律法に従い、親族の前に謙遜な態度です。
買い戻しの権利が当時はありました。けれどもボアズは、所有権を有することを望んだのではありません。
主を信じて従うルツと言う信仰者を妻として迎えることを望んだのです。
それが買い戻しの後に「迎え」と記される、ここ13節に明らかです。
そして主を信じるルツとボアズを、主は祝福してくださるのです。
エリメレクが死に、2人の息子も異邦の地で死にましたが、今、その遠く異邦の地モアブから、主の元へやって来たルツを通して、再び相続する人が産まれたのです。
それは主の恵みであると、ここに記されています。
主がモアブの地に逃れた時からずっとナオミを守り導いて、その側にルツを置き、主を信じたルツをとおして、7倍の祝福を与えたのです。
そこにはまた、主を信じて謙遜に行動するボアズと言う信仰者がいます。
主のご計画と祝福は、信じる者を思いがけない方法で、そして豊かに用いるのです。
シャローム