「イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しかし、神は違います。神にはどんなことでもできるのです。」」　マルコの福音書　１０章２７節

１０章の続きです。

１７節から始まった「永遠のいのちを受け継ぐ」ためには何をしたら良いのかという、一人の人とイエスさまとの間で交わされた問答の答えです。
神にはどんなことでもできる。
この人は裕福であり、少年のころからモーセの律法を守ってきた自負のある人でした。
しかし、同時に永遠のいのちを受け継ぐことができるという確信がない人でした。
それでイエスさまに問いかけたのです。
しかし財産を全て売り払って、貧しい人に施した上で、イエスさまに従うように教えられると、立ち去ってしまうのです。

人が自分の力で、神の国に入り、永遠のいのちを得ようとすれば、それは叶いません。不可能なのです。
自分にはできないと、自分の弱さを告白してイエスさまを信じて従う人でなければ、永遠のいのちを得ることはできません。
神には可能です。
それは神だけが、私たちの罪を赦すことができる方だからです。
イエスさまはどんな罪でも赦すことができる方です。

人にはできないことなので、神であるイエスさまが人となって地上に来てくださったのです。
自分にはできないことを認め、自分の弱さを告白し、罪を悔い改める人だけが、イエスさまによって与えられるのです。
シャローム