受難週です。イースターの日曜日まで、ヨハネの福音書を12章から読み進めて、イエス様の歩まれた十字架への道を辿ることにします。
「まことに、まことに、あなたがたに言います。あなたがたは泣き、嘆き悲しむが、世は喜びます。あなたがたは悲しみます。しかし、あなたがたの悲しみは喜びに変わります。」ヨハネの福音書 15章20節 (2017新改訳)
イエス様が十字架で苦しめられて殺されます。
弟子たちとイエス様を愛する者たちは、泣き、嘆き悲しむことになります。
しかしイエス様の苦しむ姿を喜ぶ者たちもいるのです。
神に敵対する者たちです。
しかしその者たちの喜びは、本当の喜びではありません。直ぐに失われます。
しかしイエス様の苦しみと死を知って、悲しむ人のその悲しみは喜びに変えられます。
イエス様は、捨てられて殺されますが、実は、既に世に勝利しているからです。
神様を無くした悲しみ、神様を持たない悲しみを知る人は、喜びを知ることになります。
本当に勝利とは何か。
本当の喜びとは何か。
私たちはが、知るべき時が来ています。
イエス様の受けられた苦しみは、本来ならば私が受け取るべき、私が刈り取らなければならないものでした。
しかしイエス様が、苦しみを喜びに、悲しみ涙を喜びに変えてくださるのです。
その対価は、罪のないイエス様の命です。
受難週の今、苦しみと悲しみ、嘆きを知ることは、喜びへの最初の一歩です。
イエス様。あなたが私を愛してくださったことを知ることができる素直な心を与えてください。
私のかたくなな心が、あなたを裏切ることがないように導いてください。
十字架の上のあなたの顔を見上げて、素直にあなたのことば、聖書のことばを聞くことができる者へ造り変えてください。
受難週の四日目の歩みが祝福されますように。
シャローム