「主はいくさびと。その名は主・」 出エジプト記 15章3節

エジプトの軍勢が海に投げ込まれ滅ぼされ、イスラエルの民が救い出された時に歌った賛美の歌の一節です。
「いくさびと」は、後の時代に「万軍の主」と呼ばれる「主」のご性質を現すお名前です。
戦いの神という意味よりは、13節にあるように「伴われる」神様の意味があると思います。
遠くにおられる神様ではなくて、私たちとともにいてくださる神。
時には、私たちのために戦ってくださる行動する神。
出て行かれる神。
そんな意味がいくさびとにはあります。
戦いを好む神様ではなくて、民のためにご自身が戦われることを惜しまない神様です。
そして完全な勝利を与えてくださる神様です。

そして「主」です。
私に恵みの契約を与えてくださり、守り導いてくださる神。
神様と私と、一対一の契約を結んでくださる神様です。
私はそのしもべであることを喜び平安を得ることができる主です。
完全な勝利を与えてくださる神様は契約を絶対に変えない神様です。
いくさびとである主は、戦いの恐れではなく、平和と平安をくださる神様です。

シャローム