「主があなたのしたことに報いてくださるように。あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。」 ルツ記 2章12節
母ナオミの故郷であるベツレヘムに戻ったとき、ルツは畑で落ち穂を拾い集める仕事を始めます。
既にナオミの夫エリメレクの畑は、モアブの地に移住したときから放棄されていたので、収穫はありません。
二人が生活をするために、ルツはイスラエルで、貧しい人に許されている他の人の畑の落ち穂を拾うことを始めたのです。
主を信じたルツは、同時に主に信頼して母を助けるために大変な仕事を積極的に始めたのです。
他国人であり、落ち穂を拾う仕事は、蔑まれたり邪魔にされたりする心配もあったはずです。
しかし、主は真実な方であり、あわれみ深い方なのです。
「はからずも」3節。
何の情報もなく、何も知らないルツが足を向けた畑は、ナオミの親族であり、ルツを助けてくれる人が所有する畑でした。
はからずもとは、人の目から見たことであり、主の御手はルツを守り導いているのです。
そして12節の畑の所有者ボアズのことばは、主が豊かに祝福してくださることを示しています。
同時にボアズは、自分の手も動かします。
ルツを守り、畑の収穫から余分に渡すのです。
ここにあるとおり、ルツは、ただナオミに付いて故郷に来ただけではないのです。
ルツの選択と行動は、主の翼の下に身を避け、主が祝福してくださることを信じて歩み始めたと言うことなのです。
ボアズはそのことを一番知っており、明らかに証しするひとなのです。
私たちも主の翼の下に身を避ける者でいたい。
同時に「あなたがその翼の下に身を避けようとして来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。」と、親しい人、隣人にハッキリと伝えることができる人になりたいのです。
シャローム