「自分の兄弟を愛している人は光の中にとどまり、その人のうちににはつまずきがありません。」 ヨハネの手紙 第一 2章10節

「とどまり」という表現が10節の他に、6節、19節、24節、27節は2回、28節と使われます。
信仰を守り、教会の兄弟たちとともに、イエス様の歩まれた足跡に倣う生き方をする人をとどまっていると教えます。
その生き方は、キリストを愛し、兄弟を愛し、隣人を愛する生き方です。

自然な生き方のように思えますが、それは難しいのです。
この頃の教会には外からは迫害があって苦しめられる経験をしています。
内側には、間違った教えを広める人たちがいました。

それは今は、終わりの時だからです。18節。
イエス様が再臨される日が近いのです。
その時には惑わしもあります。世の富や楽しみに心を魅かれることも起きます。
しかし、だからこそしっかりと、イエス様が語ってくださった福音の言葉を握り締めて、とどまるのです。
神と隣人を愛する生き方を実践することで、とどまるのです。
とどまる時には困難もありますが、世の楽しみや富は、やがて消え去ります。
しかし、神様のみ心をおこなう人に与えられる祝福と約束は失われることはありません。
光の中にとどまるというと抽象的ですが、イエス様に愛されていることを知って、神と隣人を愛する生き方をすることが、そのままとどまっているのです。
私もイエス様に愛されており、教会の兄弟に愛されているのですから、その愛に倣います。
とどまれるように、助け主である聖霊が与えられています。
最初に、朝ごとにみことばを聞き、祈ることでイエス様の愛のうちにとどまりましょう。

シャローム