「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。人間の奴隷となってはいけません。」コリント人への手紙 第1 7章23節

夫婦のことから、奴隷のことへと話しが広がります。
当時は奴隷の立場の人がおり、奴隷から解放された人がおり、自由人と呼ばれる立場の人がいました。
奴隷は、人でありながら主人の所有物と見なされていましたから、その人には自由はありません。
奴隷、解放された奴隷、自由人は、明確に立場が違っていたのです。そして自分で勝手にその立場を変えることはできません。

そして、すべての人は、生まれたままの状態では罪の奴隷であると教えます。
その奴隷状態からは、自分では変えることができません。
主イエスを信じて罪が赦されて、罪の奴隷状態から解放されたのです。
代価を払い、罪が精算されて、神の所有となりました。

既に、明確に私は主のものなのです。
普段はあまり意識しないかも知れません。しかし、私は主のものであり、その他の一切のものの支配を受けることはないのです。
ところが、私たちは他の人と比較をして、別の何者かになろうとして、かえって奴隷になってしまうのです。
明確に、私を愛して代価を払い買い取ってくださったキリストという主人がいることをいつも意識したい。
この主人がいるから、私は何者かの奴隷になることはなく、真に自由なのですから、

シャローム