「一族のかしらの何人かは、工事のためにささげ物をした。総督は資金として金一千ダリク、鉢五十、祭司の長服五百三十着を献げ、」ネヘミヤ記 7章69節 (2017新改訳)
城壁が築き直され、扉が取り付けられたとき、門衛、歌い手、レビ人が任命されました。
そして捕囚から帰ってきた人々が、部族ごとにその系図が確認されて、人数が数えられました。
そして彼らの中から、かしらたちが、部族を代表して工事のために進んでささげ物をします。
ここ69〜71節には、そのささげ物が記されます。
金が献げられています。
あのエジプトを四百年ぶりに、主によって連れ出され、ここカナンの地に初めてやって来た時も、イスラエル人の手には、エジプトからはぎ取った物、贈られた物が多くありました。
奴隷のような扱いを受けましたが、乏しいままでて来たりしませんでした。主の恵みがあったのです。
この時も、バビロン帝国に滅ぼされて捕らえられて連れていかれた地から帰ってくる時に、彼らは乏しくはなかったのです。
捕囚の間も主の守りと恵みがあったことが、金が献げられていることからわかります。
そして彼らは鉢と長服を献げています。
ともに礼拝で用いる物です。
彼らが、それを用意して献げたことに、主への信仰が現れているのだと思います。
大切な、主への礼拝のために、祭司が着るべき長服を整えます。
いけにえのために鉢が必要です。
彼らは、礼拝を大切にしたのだと分かりました。
そして彼らが、自分から進んで献げたいと願った時に、献げることができました。
主が、彼らを祝福し満たしていてくださったのです。
捕囚、苦しみから帰ってきたときには、乏しくはなかったのです。
主が満たしてくれます。
今、私たちが住むこの世界も、大変な状況が続いています。
主への愛を大切にして過ごしたいと思います。
「平安があなたがたにあるように」と、イエス様は、十字架の三日後の日、部屋の中に閉じこもり恐れと不安の中に過ごしていた弟子たちに現れて、語りかけてくださいました。
私たちもこの主イエスの声を聞き、主に満たされていきましょう。
主は、私に平安を与え、私に必要なもの与え、私を満たしてくださいます。
この朝、最初に主の愛に満たされて、今日の一歩を進めましょう。
あらためて「シャローム」
シャローム