「ファラオは雨と雹と雷がやんだのを見て、またも罪に身を任せ、彼とその家臣たちはその心を硬くた。」 出エジプト記 9章34節

主のさばきが続きます。それはファラオが主のことばを聞き入れてイスラエル人を解放しないためです。
さばきに遭い、くるしい状況の中では、自分が間違っていたと発言します。27節。
しかしさばきが取り除かれると、約束を破りイスラエル人を解放しないのです。
ファラオだけではなくエジプト人も同じです。

主のことばを聞かないことを、ここ34節では「罪に身を任せ」と記します。
心を硬くすること、頑固になるというのは、性格や行動ということでは終わらないのです。
その本質、一番の大元は、罪に身を任せていることです。

主のことばを聞く人は、罪から離れて生きることを求めます。
しかし、聞かない人は、罪に身を任せているのです。ですから、そこから出てくる行動は良いものとはなりません。
心を硬くして、行動を変えて行くことができません。
罪の心のままでは良いものを得ることはできず、良い行動を取ることもできないのです。
ですから「またも」と、罪を繰り返してしまうのです。

そこから離れるのには、自分の力ではできません。主を信じて従うだけです。
またもと、罪に身を任せるのではなく、新しくされて、主に身を委ねる者となっていきましょう。

シャローム