「最後に言います。みな、一つ思いになり、同情し合い、兄弟愛を示し、心の優しい人となり、謙虚でありなさい。」 ペテロの手紙 第一 3章8節
ペテロは主イエスを信じる人の生き方を示してきました。
その生き方をする時には、迫害にあったり、困難を経験することがあることも示しました。
しかし、その人は主イエスに慰められ、失うことのない希望が与えられていることを見失わないように教えます。
その苦しみは主イエスに覚えられていて、主は、その人の生き方を喜ばれていることも教えてくれました。
ですから、最後にもう一度ペテロは言うのです。
一つ思いになりなさいと。
一つ思いとは、キリスト・イエスを追い求め、その愛と似姿に近づくことを大切にすることです。
同情し合いと実践すべき生き方について続けて語り、9節になると「悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず」と気をつけるべきことにまで及んで言います。
何故なら、主イエスを信じた人は、主に祝福されている人であり、その人から祝福が広がっていく人となっているからです。
それはその人の日常の振る舞い、言葉と行動に現われていくからです。
一人一人、この地上での人生においては使命が違い、与えられている賜物も違います。
けれども、目指すべきゴールは一つであり、みな、一つ思いでイエス様の愛の姿に近づくことを忘れないで歩み続けるのです。
その人の歩みは主が見ていてくださいます。その途上で苦しみがあっても主イエスが貴方を守り貴方を祝福しています。
シャローム