「心を動かされ、知恵を用いたいと思った女たちはみな、やぎの毛を紡いだ。」出エジプト記 35章26節 (2017新改訳)
聖所を造る者、そこで用いる備品、祭司の装束のために、人々は心から献げものを持ってきます。
また、心動かされた者たちは、奉仕をします。
やぎの毛を紡ぐ女たちもそうなのです。
主は、主を信じる者の心動かされました。
それは心を操って、なにか仕事をさせたり、物を献げさせたということではありません。
しかし、主が心を動かしてくださったのも確かなことです。
私たちは罪の中に生れ、罪の中を歩んできました。
それが主に出会い、主を知り信じて、新しい生き方が始まったのです。
でも、罪の中にいる私には、主を見つけ出すことも、自分の罪を認めて悔い改めることも、私一人ではできないことだったのです。
主が、私を見出し、選び召して、私の心を動かしてくださったので、私は主と出会うことができたのです。
そして主は、罪のベールで隠されている私に心を動かし、本当に良いことができるように促してくださった。
その良いことは、主に向かって献げることから始まり、隣人へのおこないへと広がっていくのです。
主の心動かされて、知りべきを知り、見るべきを見て、応答したいと願った私たちは、良いおこないもできる力を与えていただいたのです。
そして一人一人が、自分にできること、ふさわしことをおこなうのです。
献げる人。
紡ぐ人。
編む人。
建てる人。
積み上げる人。
話す人。
今日も、私を愛してくださっている主イエスに、心を動かされて、新しいことに気づき、出会い、良い働きを始めよう。
シャローム