「ヨアシュはこの人々とともに、神の宮に六年間、身を隠していた。その間、アタルヤが国を治めていた。」歴代誌 第2 22章12節 (2017新改訳)
ヨラム、アハズヤと、主に背き、偶像礼拝の道を歩みました。
彼らが死ぬと、アハズヤの母アタルヤが、ユダの家の王の一族を滅ぼして、自分が王の地位に就きます。
そして変わることなく、偶像礼拝を続けるのです。
そのような状況の中でも、極く一握りの人たちは、主に従って歩もうとします。
祭司エホヤダ、その妻であり、アハズヤの妹であり、ヨラム王の娘エホシェバを中心とした主に従う人たちがヨアシュを守って隠します。
神の宮でヨアシュは、この人たちに守られて育てられたのです。
モーセが、主の敵であるエジプトの王の近くで守られたように、ここでも不思議な守りがあったのです。
アタルヤが国を治めていた六年間は、暗闇の時代でしょう。
それでもたった数人であっても主に従う人たちがいます。
主が守ってくださった人たちです。
絶望するような状況下でも、主を信じる人がいます。
主を信じる人を主は守り、必ず回復してくださる。
主に逆らい、悪を行うアタルヤの目、手から六年間も守られたというのは、不思議な守りがあったと言えます。
苦しい六年間ですが、主の時があるのだと思います。
アタルヤは滅びます。平安は必ず与えられるのです。
主を信じる人がいて、主を信じる人が、忍耐して主に期待する限り、それは必ず実現するのです。
主の時、主の御手を待ち望みたい。
シャローム